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義母から、
「ボルシチ作ったから、
お鍋ごととりにきていただける?」
と、
嬉しいメールをいただいたので、
早速、いただきにあがる。
私はビーツが好きで、
義母の作るビーツの酢漬けがたまらなく好きだ。
ビーツはいつでもスーパーにあるわけではないらしく、
スーパーでみかけられたときに、私もご相伴にあずかる。
というわけで、
真っ赤なビーツ色に染まったボルシチが夕飯となった。
そのあと、本棚から手にとって寝室に持っていった「黒髪」が、
まさか、
ボルシチを上手に作れるようになった女性の話だとも知らず、、、
読んでいくうちに、
ロシア人と恋に落ちた女性に、私は没頭していくこととなる。
途中で本を閉じる気になれず、
結局読了。
朝に近い夜となってしまう。
娘の学校があるため、睡眠を削ってしまったが、
いやはや仕方ない。
趣味なのだから、仕方ない。
ロシア人との恋といえば、すぐに、五木寛之氏の「朱鷺の墓」を思い浮かべる。
イワーノフと染乃の切なくも激しく甘い恋は、
宝塚でも、
「白夜わが愛」というタイトルで舞台化したくらい。
私の大好きな小説のひとつだ。
「黒髪」も、
激動の時代、国境を越えての逞しい愛のお話だけれど、
ある女性のルーツをひもどく構成になっていて、
謎解きみたく楽しめた。
「海猫」のときも、
北海道が舞台となっていてが、
北海道はドラマチックな物語がよく似合う。
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